2018年05月31日

ムラサキカタバミ〜体にシュウ酸を含む植物〜

 カタバミ科の多年草です。南アメリカが原産で、江戸末期に観賞用に渡来したといわれています。野生化し、庭・畑・空き地など関東以西に広がり、環境から要注意外来生物に指定されています。
 鱗茎から、倒心臓形の3小葉よりなる葉を数枚だし、葉の下面には毛があります。葉より高い花茎をだし、直径2cmほどの淡紅色の5弁花を数個つけます。花の中心部が淡黄緑色、葯は白色で花粉はできず、株基部に形成される鱗茎で増殖すします。同じ仲間のイモカタバミは、葯の色が黄色です。
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 体内にシュウ酸を含んでいます。そのため、ムラサキカタバミの葉で10円玉をこすると、10円玉の汚れがとれて10円玉がピカピカに光ります。子ども達のすてきな遊び道具になります。[2018年5月18日。猪名川自然林で撮影]
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2018年04月13日

サンショ 〜辛みの成分は、サンショール〜

 ミカン科の落葉性の低木です。日本、朝鮮半島南部が原産です。日本では古くから親しまれている香辛料で新芽、若葉、つぼみ、果実などを食用として利用します。雄株と雌株があり、春に目立たないかわいい黄色の花を咲かせて雌株は果実を付けます。
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 未熟な青い果実は佃煮などに利用されます。熟してはぜた果実の皮の部分を粉にしたものがウナギの蒲焼きなどでおなじみの粉山椒です。若い芽は「木の芽」と呼ばれ和え物などに使われます。舌を痺れさせるような清涼感のある辛みと独特の香りがあります。この独特な辛みのもとの正体はサンショールと呼ばれる成分にあります。他のミカン科植物と同様に、アゲハチョウの仲間が好んで卵を産み付けます。
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2017年12月24日

ツワブキ 〜蕗(ふき)という名ですが、蕗の仲間ではない〜

 キク科の多年草です。「蕗」という文字を用いますが、フキの仲間ではありません。「蕗」の名がつくのは葉の形がフキに似ているところから来ています。蕗の葉につやがあるという意味の「艶蕗(つやふき)」ないし「艶葉蕗(つやばぶき)」が転訛して「つわぶき」になったと言われています。
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 葉は、塩ゆでなどにして食べることができます。また、九州名産のキャラブキはこのツワブキを原料としています。
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2017年09月22日

ヒガンバナ〜お彼岸に咲く花:彼岸花〜

 ヒガンバナ科の多年草で、曼珠沙華(マンジュシャゲ)ともいわれます。秋の彼岸(ひがん)のころに高さ30〜50cmの花茎を出し、散状に緋紅(ひこう)色花を5、6個横向きに開きます。雄しべ、雌しべともに花被裂片よりはるかに長く、弓状に上向きに曲がっています。日本のヒガンバナは三倍体で果実はできませんが、中国には二倍体のシナヒガンバナがあり結実します。
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 寺院の境内や墓地をはじめ、土手や田の畦(あぜ)など人里に生え、東北地方南部から沖縄に広く分布します。中国が原産の史前帰化植物の一つとされ、農耕と共に日本に伝わったと考えられています。墓地に多いのはネズミや獣による土葬の死体荒らし対策に、また畦(あぜ)や土手にはネズミやモグラの穴あけ防止に植えたとみられています。
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♪♪ 曼珠沙華 ♪♪ (山口 百恵)
 https://www.youtube.com/watch?v=nr-yZN7u7Sw



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2017年07月06日

ヤブカラシ〜蜜を求めて虫たちがやって来ます〜

 ブドウ科ヤブカラシ属のつる性多年草です。東アジアから東南アジアに分布し、日本国内では北海道(西南部)から沖縄まで、やぶ、荒れ地などに普通に生えています。ヤブガラシとも呼ばれ、藪を覆って枯らしてしまうほどの生育の旺盛さを示しています。
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 また、別名ビンボウカズラ(貧乏葛)とも呼ばれ、その意味としては、庭の手入れどころではない貧乏な人の住処に生い茂る、あるいはこの植物に絡まれた家屋が貧相に見える、またはこの植物が茂ったことが原因で貧乏になってしまう、などの意味に解釈されています。地上部を抜き取っても土中に根茎を残すと春から夏にかけて盛んに芽を出し、根は横に長く伸びるため、一度はびこって根茎が広がってしま
うと、その土地から完全に取り除くのは非常に難しい草です。
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 花は6〜8月ころに咲き、直径約5mmで萼は小さく、花弁は緑色で4個あり、雌しべを囲む黄赤色の花盤がよく目立ちます。朝開花し、午前中に花弁と雄しべが落ちると、花盤は淡紅色になります。花盤は蜜が豊富で、蜂や蝶などの昆虫がよく集まります。若芽は、茹でてあく抜きをすると、食用になります。
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