

開花期は初夏から夏にかけて茎上部の葉腋から花茎を出して、頂には十字状に4枚の白色の総苞(総苞片:花弁に見える部分)を開き、その中央につく穂のような円柱状の花序(花穂)に、微細な淡黄色の花を密生させます。本来の花には花弁も萼もなく雌しべと雄しべのみからなり、1つの花には、先が3裂した雌しべが1個と3〜8個の雄しべがあります。実はできず、花弁のように見える白い総包は、何のために美しく見せているのか理由はよくわかっていません。繁殖力が高く、ちぎれた地下茎からでも繁殖するため、放置すると一面ドクダミだらけになり、他の雑草が生えなくなる。強い臭気があることと、地下茎を伸ばしてはびこるため、難防除雑草です。[2021年6月14日。猪名川自然林で撮影]