2017年04月05日

オオトビサシガメ〜日本最大のカメムシ〜

 カメムシ目サシガメ科の昆虫です。体長2〜3cmで全身が茶褐色をしています。サシガメの仲間で最大の大きさで、日本最大のカメムシになります。本州・四国・九州の分布し、山地の日当たりのよい樹上や草上に生息し、肉食で小昆虫を捕らえて体液を吸います。成虫は、樹皮の下や樹洞で集団越冬します。
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 動きはゆっくりしていますが、手で触ると鋭い口吻で刺されることがあり、刺されると激しく痛みますので十分な注意が必要です。他のサシガメも同じですが、「危険な昆虫」の一つです。名前の由来は「大きな、トビ色のサシガメ」からきているようです。オオトビサシガメの出す臭いはバナナに似た匂いだそうです。
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2017年03月18日

オオキンカメムシ〜南方系の美しいカメムシ〜

 カメムシ目オオキンカメムシ科の昆虫です。体長は20〜26mmで、関東地方より南の地域で見られます。南方系の種類で、橙赤色地に紫黒色の大きな斑紋を持つ美しいカメムシです。
 成虫は、ツバキ、ミカン類などの葉の裏で集団になって越冬をします。

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2017年03月05日

ツチカメムシ〜地上性の小さなカメムシ〜

 カメムシ目ツチカメムシ科の昆虫です。体長は5〜8mmで、日本全国に分布しています。光沢のある黒色で小判型、腹端(膜質部)が褐色の小型のカメムシです。
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 地上性のカメムシで、森林、草地、樹木の落ち葉の下などにいます。地面を歩き回り、地表に落ちたクスノキ、ヤツデ、クズなどの実の汁をストローのような口で吸ったり、地中に潜って植物の根から汁を吸います。猪名川公園のクスノキの根元の落ち葉の下などで良く見られます。
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2017年02月24日

マツヘリカメムシ〜外来種の大型のカメムシ〜

 カメムシ目ヘリカメムシ科の昆虫です。体長は15〜20mmで、カメムシの仲間では大型です。赤みがかった淡黄褐色〜黒褐色で、前翅革質部の後半がやや白っぽい。後脚腿節にはトゲがあり、脛節はやや広がっています。
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 北アメリカから侵入した外来種のカメムシで、2008年に東京で初めて見つかり、関東地方から全国に生息域を拡大しています。成虫、幼虫ともに、マツの新芽、松ぼっくり、種子などから汁を吸うマツの害虫になっています。
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2017年01月20日

ツチイナゴ〜成虫で冬を越す涙目のバッタの仲間〜

 バッタ目イナゴ科の昆虫で、成虫の体長は5〜7cmほどの比較的大きなバッタの仲間です。中国、インドなどに広く分布し、日本では本州、四国、九州に分布しています。目の下の模様が特徴で、涙目に見えます。バッタ類の多くはイネ科植物の草原を好みますが、ツチイナゴはクズやカナムグラなどの生い茂った所など草丈の高い草原に多く生息し、主に食べる植物もそれらの葉の広い植物です。あまり飛ばず、跳ねたり歩いたりすることが多いようです。
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 日本に分布するバッタ類は卵で越冬しますが、ツチイナゴは成虫で越冬します。成虫は10月ごろから現れはじめ、冬になるとそのまま草原の枯れ草の下などで越冬します。春になると再び活動し、6月頃まで成虫がみられます。他のバッタ類が成虫として活動する夏頃には、ツチイナゴはまだ幼虫です。同じようなライフサイクルをおくるバッタ目の昆虫としてはクビキリギスが有名です。
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