
河川敷の樹木は大きく成長すると、水の流れを妨げたり、大水の時に流された樹木が橋脚や橋げたなどに引っかかって洪水を引き起こす原因にもなります。
洪水防止の目的で河川敷のは数年おきに伐採されています。しかし、大きくなって重機での伐採をすると地面が踏みつぶされてヒメボタルの幼虫の生息地が荒れてしまいます。そのため、猪名川河川事務所と相談してヒメボタルが多く生息していたこの場所では市民の手によって毎年人力での伐採を続けています。

昨年5月には4年ぶりにヒメボタルが乱舞する光景が復活しました。12月におこなわれた猪名川河川事務所主催の幼虫調査でも、4年ぶりに多くの幼虫を見ることが出来ました。5年間続けてきた活動の成果が表れたのかもしれません。今年の5月、6年前のように河川敷一面に数百のヒメボタルが乱舞する姿を見られることを期待しています。