アザミの根がヤマゴボウという名で売られているため、ヨウシュヤマゴボウの根が食べられるものと勘違いして食べてしまい、中毒になるという事例がときどき起きています。しかし、実には有毒成分はほとんど含まれません。これは鳥に実を食べてもらうことで、種子の散布をしてもらう、この植物の生存戦略なのでしょう。 [花:2020年6月9日。実:2007年11月18日。猪名川自然林で撮影]
2020年07月08日
猪名の里の花々31.ヨウシュヤマゴボウ〜ゴボウのような太い根〜
ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草です。北アメリカ原産の帰化植物で、紅紫色の茎は2mほどになり、初夏から秋にかけて総状花序を作り、紅紫色の果実をつけます。在来種のヤマゴボウはヨウシュヤマゴボウより小ぶりで、茎は緑色です。根が太くて地中深くまではいっていてゴボウに似ていることがヤマゴボウの名の由来と言われています。ヨウシュヤマゴボウの「ヨウシュ」は西洋の種の意味なのです。根にはサポニンなどが含まれるため食べると下痢や嘔吐などの中毒を起こします。

アザミの根がヤマゴボウという名で売られているため、ヨウシュヤマゴボウの根が食べられるものと勘違いして食べてしまい、中毒になるという事例がときどき起きています。しかし、実には有毒成分はほとんど含まれません。これは鳥に実を食べてもらうことで、種子の散布をしてもらう、この植物の生存戦略なのでしょう。 [花:2020年6月9日。実:2007年11月18日。猪名川自然林で撮影]
アザミの根がヤマゴボウという名で売られているため、ヨウシュヤマゴボウの根が食べられるものと勘違いして食べてしまい、中毒になるという事例がときどき起きています。しかし、実には有毒成分はほとんど含まれません。これは鳥に実を食べてもらうことで、種子の散布をしてもらう、この植物の生存戦略なのでしょう。 [花:2020年6月9日。実:2007年11月18日。猪名川自然林で撮影]
posted by もりぞー at 09:18| Comment(0)
| 猪名の里の花々
この記事へのコメント
コメントを書く