2020年05月08日

猪名の里の花々27.ハナミズキ〜アメリカヤマボウシ〜

 ミズキ科ミズキ属の落葉高木です。北アメリカ原産で、日本における植栽は1912年に当時の東京市長であった尾崎行雄がアメリカのワシントンにサクラを送った返礼として1915年に送られてきたのが始まりです。別名をアメリカヤマボウシと呼ばれていますが、アメリカ原産で日本の近縁種のヤマボウシに似ていることから名づけられました。現在では街路樹や庭木として多く植えられています。アメリカではハナミズキの樹皮を煎じて犬のノミ退治に使ったことから、英語名ではドッグウッドと呼ばれています。
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 ハナミズキの4枚の大きな花びらは、花弁ではなく総苞(そうほう)です。総苞とは、小さな花の集まり全体を包んで保護している葉です。花のつぼみを保護しているがくと同じ働きをしています。ハナミズキの花は、総苞の中央部にたくさん集まった黄緑色をした部分です。小さいですが、1つずつの花には花弁4枚、雄しべ4本、雌しべ1本があります。秋には赤い実をつけ、葉も紅葉して美しいです。[花:2020年4月21日。田能通りで撮影]
posted by もりぞー at 09:28| Comment(0) | 猪名の里の花々
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