2019年08月29日

猪名の里の生き物たち 90.ハグロトンボ〜羽黒蜻蛉:黒い翅をもつトンボ〜

 トンボ目カワトンボ科の昆虫です。体長は53〜68mmで、本州・四国・九州に6〜10月に見られます。細長く、黒っぽい翅を持った、ヒラヒラと飛ぶトンボです。オスの胴体は金緑色に輝き、メスは全身が黒色です。他のトンボのように素早く飛翔したりホバリングしたりせず、チョウのようにひらひらと舞うように羽ばたきます。どこかに留まって羽根を休める際もチョウのように羽根を立てた状態で、四枚の羽根を重ねて閉じるという特徴があります。
IMG_8424.JPG  ハグロトンボ・ヤゴ.JPG
 河川の岸辺で見られます。平地や丘陵地の水生植物のはえたゆるい流れを好みます。幼虫は夜半から早朝にかけて、6〜7月頃に羽化します。羽化後の若い個体は薄暗いところを好み、水域から離れて林の中で生活しますが、成熟すると再び水域に戻り、明るい水辺の石や植物などに止まり縄張りを張ります。交尾後、雌は水面近くの水中植物に産卵します。猪名川の旧堤防の林や竹林が残り、野業用水路が横を流れる農業公園周辺は、絶好の生息地となっています。[成虫:2019年8月25日 農業公園。幼虫(ヤゴ):2014年7月6日 藻川で撮影]
posted by もりぞー at 09:14| Comment(0) | 猪名の里の生き物たち
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