2018年06月11日

ヒラズゲンセイ 〜幻の昆虫:赤いクワガタムシ〜

 甲虫目ツチハンミョウ科の昆虫です。体長は20〜30mm前後で、鮮やかな朱色をしています。大顎、触角、脚は黒色。オスは、頭部と大顎が大きく発達しています。南方系の種類で高知県では準絶滅危惧種に指定され、「幻の昆虫」と呼ばれています。しかし、近年は分布を広げ、本州の温暖地でも見られるようになっています。近畿でのヒラズゲンセイの出現期は,6月中旬から7月中旬ごろに集中しています。ヒラズゲンセイは、漢字で書くと「平頭芫青」で、「平たい頭のツチハンミョウ」というそのままの名前がついています。
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 ヒラズゲンセイは形がクワガタムシに少し似ているので、「赤いクワガタムシ」と呼ばれたりします。しかし、クワガタムシとは同じ甲虫のなかまですが、まったく違ったツチハンミョウのなかまです。幼虫はクマバチの巣に寄生して育つため、成虫は6月中旬から7月中旬ごろにクマバチの巣の周りで良く見つかります。体液にはカンタリジンという有毒物質が含まれ、皮膚に付くと炎症を起こします。[2018年6月8日。猪名川自然林で撮影]
posted by もりぞー at 00:03| Comment(0) | 猪名の里の生き物たち
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