2017年08月21日

コムラサキ〜樹液が好きな水辺のチョウ〜

 チョウ目タテハチョウ科の昆虫で、オオムラサキやゴマダラチョウの近縁種です。成虫の前翅長は30〜42mmで、茶色地に薄いオレンジの紋があります。国蝶のオオムラサキよりは小(コ)型で、オスが羽を動かすと見る角度によって紫(ムラサキ)色に光るので名付けられました。
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 成虫は本州の暖地では年2回発生し、5月下旬〜10月にかけて見られます。飛び方は敏捷であり、長い滑空を交え、梢上などを速やかに飛びます。花にはほとんど吸蜜に訪れることはなく、ヤナギ類・クヌギ・コナラなどの樹液や獣糞などに良くやってきます。
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 幼虫の食草はヤナギ科の植物に限定され、河川周辺のヤナギ類の林に多く生息しています。近年、河川改修工事などに伴い河川敷のヤナギを主体とした樹林が伐採されることが多く、減少傾向にあります。

posted by もりぞー at 09:28| Comment(0) | 猪名の里の生き物たち